2025年2月10日 月曜日の記録
辻村 深月「琥珀の夏」を読んで

長女を誘導して図書カードで買ってもらった「琥珀の夏」。
カルト団体内でのあれこれがテーマかと思いましたが、それとはまた違う。
そんなに批判できるような生活を送っていなかった。
世間一般に「カルト」として見られている集団生活をしている子供たちの日常はわたしがなんとなくイメージしていた、宗教団体ってこんな生活なのかなーというのとは全然違った。
毎日が林間学校みたいな生活だった。なんだけど。なんだけど少しずつずれていく。
考えさせられる。壮大な話。
子育て、これが正解だ!!と思い込んでる人に読んでほしい。

『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、
瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。
かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、
少女の白骨遺体が見つかった。
ニュースを知った弁護士の法子は、胸騒ぎを覚える。
埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。
小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。
法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。
30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。
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