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2025年10月27日 月曜日の記録

辻村深月「凍りのくじら」はスロウハイツともメジャースプーンとも繋がっていて嬉しい

辻村深月作「凍りのくじら」を読みました。
凍りのくじら- 辻村深月

出版順でいくと、「凍りのくじら(2005年)」→ぼくのメジャースプーン(2006年)スロウハイツの神様(2007年)
ということですか。
わたしはスロウハイツと、メジャースプーンは2周していてその後、凍りのくじら今回初読み😊

まず、主人公が「芦沢」「写真」で、あ!環のお友達の写真家さんの話なのね!とそれだけでもうワクワクした。
とはいえ、写真家になる以前の学生時代の話なのですが。

そして、メジャースプーンの天才ピアノ少年とふみちゃんが出てきて、ぞわぞわする感動。暗闇にいる時期のふみちゃんなので切なくなる。

で、凍りのくじらですが、理帆子の「Sukoshi・Fuzai(少し・不在)」が、自分に当てはまる部分があるな。と。どこか人を馬鹿にしている。だけどどうしても共感できなかったのが、若尾と関わりを持つこと。ないない、絶対ないな、無理無理本当に無理。若尾は本当に無理よ。
話が通じなさ過ぎて。それを全て正確に見透かしているんだけれども。

まぁ今回ももう一度読むとまた違った感じになるのかな。と思った。
松永さんもどうして芦沢家にそんなに親切にするのか、松永郁也と芦沢光の関係がよくわからずで。
もしかしたら、メジャースプーンか子どもたちは夜と遊ぶにヒントがあったりして。とも思ってしまう。

それと今回はっとさせらてたのが、マンガのドラえもんについて。
「本当に面白い本っていうのは人の命を救うことができる」これもスロウハイツ精神だなぁ。
その本の中に流れる哲学やメッセージ性すら関係ない、ただストーリーが面白かった、主人公がかっこよかった。そんなことでいいんだ。
ここ↑ わたしは本を読みながらどういうメッセージが込められている?って探しまわります。
そんなことしなくてよかったのかー笑

それから次女ちゃんが、何度も、何十回もドラえもん読んでいるんですよ😂
本当に時間を無駄にしてる!と、ショート動画で時間を溶かしている自分を棚に上げて、暇なの?!って煽っていた。
ドラえもん、カバーも外れて表紙も折れ曲がっていて…。
わたし、部屋中に転がっているドラえもんをかき集めて、マンガ用カバーかけて丁寧に棚にしまいましたよ。大切な本として。そして読み返そう。
それから、映画ドラえもん のび太の月面探査記をもう一度観よう。
すごいですよね、大好きなドラえもんの脚本なんて。(脚本家=環)って結びついてしまう😂

わたしは「Sukoshi・Fumin(少し・不眠)」

凍りのくじら (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著)
凍りのくじら (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著)
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著)
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著)
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著) 
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫) Kindle版 辻村深月 (著)  
映画ドラえもん のび太の月面探査記
映画ドラえもん のび太の月面探査記

辻村深月作品の読書感想文はこちら

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